乗工社のプラナベトロを
2ft(G=6.5mm)にする

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お目にかけるナベトロは、なんの変哲もない乗工社のプラ製…と言いたいところですが、実はHOナローの2フィートにすべく、6.5mmに改軌しています。 そもそもは旧作のHOn2のパイクや加藤の5tにあわせてこしらえたもので、正直、マネするよい子はまず居るまい(^^;)ってな世界だと思っておりましたが、好事魔多しというべきか、去る'05年10月10日の軽便鉄道模型祭にてこれらをお披露目した際に、ご覧になった方からその改造法についてリクエストをいただいてしまったので、初作から十数年ぶり(!)のナベの増備も兼ねて、製作方法を簡単にまとめてみました。 |
▲アララギさん作の土工セクション&活白ドコー(奥)とともに…'05軽便鉄道模型祭『クリッターズ・クラブ』ブースでのひとこま
材 料
乗工社/アールクラフトのプラ製ナベトロキットの1輛分の状態。
2ft化で使用するパーツは赤線で囲った部分。
車輪は、マイクロトレインズのZ/Nn3用デルリン車輪を用いた。
径はφ3.9(#950 『Wheel Sets 33" Diameter』・12軸入)と
φ4.2(#957 『Wheel Sets 36" Diameter
For Passenger Cars』・12軸入)の2種類があるのでお好みで。
ただ、国内で在庫を持っているような奇特な(^^;)店は絶無に等しいと思われるので、入手は海外通販に頼るのが妥当だろう。
それが面倒ということであれば、もう少し入手の容易なペアーハンズ製中空軸(φ3.5・φ4.5)を使うか
キット付属の車輪の軸をパイプで接いでで改軌する、といった手もある。各自創意工夫されたい。
▲上写真は、左からマイクロトレインズφ3.9/同φ4.2/ペアーハンズ中空軸φ4.5/キット付属のφ4.2(G=9mm)
他に、エバグリーンのプラ型材を適宜。
1.0×2.0の角材、t0.3〜0.4で巾4mm以上の帯材があればこと足りる。
下回り
下回りは側枠のみを用いる。双方の接合は、強度を出すため
1.0×2.0プラ角材を写真のような状態にカットした部材を端部のスキマに組み込む。

側枠を組むさいは、双方をピッタリと接合せずスキマをあけておき、
写真のごとくL型にカットしたt0.3〜0.4のプラ小片を挟み込んでから接着。
車輪を挿入してフレームを組み立てる。
中央の補強材部分のスキマは、3.5mm長にカットした1.0×2.0プラ角材+t0.4プラ小片で埋める。
ハミ出たプラ材を削ぎ落とし、さらにフレームの端部をヤスって全長を1mmほど短縮する。(下が加工後)
ナベ台座は下端をカットして高さをツメてからフレームに接着。
カプラーは、フレーム端部にφ0.6で孔アケののちMWの朝顔用カプラーピンを
挿し込み接着。連結にはMWのどんぐり式リンクを用いる。
また、フレーム妻部中央には、窪みにプラ小片を埋め込んでバッファーを再現。
これがないと推進運転時に脱線しやすくなるのでくれぐれも忘れずに…
ナベの加工
ナベは妻面の下端部が別パーツとなっているが、
内側のダボは、積車状態にしない限りは切除(写真右)した方が見栄えがよい。
ただ、その分接着強度が落ちるので、セメントはやや多めに塗布してガッチリ接着するように。
ナベ部分は、側面のリブと上縁部を削り落とす。
それだけでも外見的には一回り小さく見えるようになる。
そして完成
デフォルト(右)の組立例と比べると、どこをどうイジったのか実感していただけると思います。
作例はとりあえずツヤ消し黒を吹いただけの状態ですが、
あとは好みでナベを変形(!)させたり、汚しを入れたりというお楽しみが待っております。
<補 遺>
ただしい?ナベの歪ませ方
upload:2005.10.29
| 現役のナベトロには、過積載が祟ってナベ側面が膨らみ歪んでしまっている例が結構見受けられる。それを知ると、やはり模型でも再現したくなるのが人情だが、乗工社のナベの場合、材質が硬めのプラでナベ部分の肉厚も相応にあるから、指先などでムリに曲げようとしてもヘタすりゃ割れてしまったりする。そこで、私の場合は、沸騰したお湯に浸けながらナベを歪ませる、という方法をとっている。 |

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ひとくちに“熱湯に浸けながら”といっても、当然熱湯に指先を突っ込んで作業するわけにはいかない。しかしナベを歪ませるのは、湯に浸けたプラが少しだけ柔らかくなった瞬間を見計らっての一発必中の作業である。そこでポイントとなるのはブツの保持方法だ。 私が使っている道具は、たまたま台所にあった、断面が長方形になっている竹製の菜箸(→)。これの根元の方で、上の写真のようにナベをつまんで保持する。
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ナベ(といっても煮炊きをする方のナベね^^;)にお湯を沸かす。そして沸騰させた状態のまま箸で掴んだナベをに突っ込み、5〜6秒数えたところで、指先に軽く力を込めてナベを押しつぶし、スグにお湯から引き上げる。
果たして、その成果はごらんの通り。
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