第3回JAMコンベンション
極私的レポート
−その2−


クリニック
『炭鉱鉄道の機関車−夕張のキューロク』 當瀬規嗣氏

会場では三日間にわたり、さまざまな分野の
ベテランモデラーたちによるクリニックが計18コマ開講された。
私が参加してきたのは、TMS誌を中心に北海道モノの優れた作品を
しばしば発表されている、當瀬規嗣氏の講座。
夕張鉄道に存在した8輛の9600形(21〜28号機)を、珊瑚のキット(16番)をベースに
的確に造り分けた作品群を前に、各機のディテールの要点や差異を
わかりやすく解説して下さった。

写真はいずれも、講義がハネたあとの受講生詰め寄る(笑)教壇上の質疑応答の場にて。


當瀬氏のキューロク作品群。いすれもみごとな造り込み!一番手前は、独特のデフと切り欠きテンダーが特徴の異形機・28号。


教壇を囲んで、しばし炭鉱鉄道&模型談義に花が咲きました。さいきんTMSを飾った夕鉄キハの編成も見参。
 



●番外編 : 聴講者のひとりにして、弊連絡所の常連でもあるくろねこ堂さんがお持ちになった
Nのトラ塗りキューロク(アリイ製改造)。   こちらも惚れ惚れする仕上がり。
拙作“大胆張鉄道”のセキ・ナハフと即興で編成を組んでみました、の図。


三線式零番振興会

お次はわが身内の三零振の様子もごらん頂きたく(^^;)。
昨年と同様に、タタミ敷きの広間をイメージしたボードの上を
色とりどりのOゲージの列車が激走しまくり状態でした。


初日の開場前から場内をTVの取材クルーがウロウロ。まだ準備がカンペキではないんだが…(^^;)


宣伝に飛行船も飛び回るのだ?!


手前は千姫姐ェプロデュースのウヲルトデズニー原理主義なコーナー。密かに女性客の人気を呼ぶ。


会員諸氏の作品のかずかず。


ブリキのおもちゃのブルトレを三線式に化かしてしまった田中氏の作品。


体験運転コーナーも設けられました。ここで俺っちのMTHのグースこわされちゃったんですけど、まあいいか。


一日三回に分けて実施された、お子ちゃま向けのアトラクション『ドラッグレース』(じつはチキンレースとも)のようす。
押しボタンで機関車をスタートさせ、いかにシグナルブリッジに近い場所で止められるか、を競うゲーム。
シグナルから2mmという位置で止めてみせた神童がいたゾ(@o@)


さいごに…気になる新製品&散財報告


KATO 9600(N)
期待を裏切らぬ出来で登場。発売されたら散財決定だナ!と(笑


ハセガワ 名鉄モ520(N)
これで正統的ギフ電車が楽しめようというもの。個人的には赤一色塗りのも早く出してほしいです。


IMON  尾小屋キハ1(HOn2 1/2)
すでに市場には出回っているが、現物を初めて見たので(^^)
車体のディテールもさることながら、やっぱ偏心台車が泣かせるねぇ。


バンダイ Bトレインショーティー
まさしく玩具と模型の境界線上に存在する、といっても過言ではない製品。
基本的にはオモチャとして販売されるも、足回りをKATOのポケットライン動力やボギー台車に振り替えて
Nゲージのショーティー・モデルとしても楽しめたりするのだ。



◆散財その1:杉山模型 SR&RL Rail Car No.5 (HOn2 1/2)

杉山の新製品を買うのって、毎年恒例になっちゃってるよなーと思いつつもまた買ってしまった(^^;)
ロストパーツを極力排したシンプルですがすがしい仕上がりは相変わらず。
 
 


◆散財その2:マイクロエース(有井) 7100形“義経号”と客車 (N)

今回の思わぬ伏兵はこいつら。会場ではサンプル展示のみで発売は今秋、というハナシだったが、
なんと三日目にフジヤマのブースで弁慶/義経/客車2輛セットを各10個ずつ先行限定販売しているのに気づき速攻ゲット!
もっとも、弁慶号だの義経号だのが特段好きというわけではなく、HOナローやNの古典蒸機の改造ネタになりそうという意味で
久々に恰好の題材だからである。げんにナロー好きの知人たちに見せると、「仙北のCポーターにできるね」
「沼尻のDC12にもよさそう」などとみんな勝手なこと言いまくってます(笑)。ちなみに動輪径は7φ、WBは10.5mm+10.5mm。


つうわけで、とりあえず分解してみた(ぉぃ)。伝導はウォーム+スパーで第三動輪に落とし、第一・第二はロッドのみで連動。
ボディと動力ユニットの脱着は、まずビス止めのシリンダブロックを外し、つぎにサンドドームのキャップを外して
その中のビスを緩める(…というのになかなか気づかず苦労しました^^;)。動輪押さえ板はブレーキシューと一体のプラ成形ながら
爪嵌めのため、取り外しには細心の注意がいる。動輪を外す際のスライドバーとクロスヘッドの脱着にも注意。

ちなみに気になる走行性能は、“950番代”の品ゆえの不安をみごとに裏切り、いたってスムースでした(^^v)
 


客車は北炭のフコハ形がプロトタイプと思われる。ごらんのとおりしっかりとインテリアも再現。)
しかし、さしあたり思いつく利用法が“夕張や定山渓の廃車体”ってえのも、我ながらどうかと思うです…(^^;)
 



 

…とまあ、駆け足でお目にかけましたが、これらはごくごく一部にすぎません。
コンベンションの全体像に関しては9月発売の模型誌をごらんいただくのが
早いかとは思いますが、やはりご自分の目でご覧になるのがイチバンです。
ご興味をもたれた方は、ぜひ来年夏のJAMに行ってみましょう!(^^)

 
◆前のページへもどる
 


  
◆作業部表紙へ