▲京の奥座敷を往く“叡電”は、関西圏の小私鉄の中ではお気に入りのひとつであった。ご多聞に漏れず、古豪デナ21や山深いロケーションに惹かれ、幾度か足を運んだものである。
写真は、雨上がりの午後の木漏れ日の中をゆくデオ600形。当時の鞍馬線系統の事実上の主力車で、いっけん“何の変哲もない”見てくれの電車だったが、京福京都伝統の塗装や楕円プレートも意外とサマになっていたし、“前パン”のよく似合う顔立ちゆえ、撮りようによってはデオ200形あたりよりか却って絵になる電車だった。
しかし、その後置き換えが進んで今は予備車として1輛が残るのみと聞く。もういちど走る姿を見てみたいとは思えども、生易しい話ではなさそうだ(~~)。
叡山電鉄 デオ603 市原−ニノ瀬 1987.9.4
F-1 100mm KL |